春になるといよいよ入学シーズンの到来ですね。
入学式といえば、私たちが子供の頃は母親の出席が多く、両親揃って出席される家庭は少なかったように思います。
ですが、近頃は両親揃って入学式に参加されるご家庭も多くなりました。
我が家は、入園・入学式では主人は有給休暇を取り、出席しました。
ですが、それについて70代の義父母から
「父親が入学式のために仕事を休むなんておかしいんじゃないか」
「男は仕事に行くものだ」
と言われ、なんだかせっかく有給をとってくれた主人が、してはいけないことをしたような、そんな気持ちになったものです。
また、入学式の出欠を巡って夫婦で意見が分かれて険悪になってしまった友人もいました。
今回は、入学式に出席することで、夫婦に訪れる課題をまとめてみました。
父親が仕事を休むのはおかしい?
最近では多くのお父さんが入学式に参加されていると聞きます。
実際私の子供たちの幼稚園・小学校入学時も、8割程のご家庭が両親揃って出席されていました。
仕事を休むことに抵抗がある世代からすると、義父母のように「過保護だ」という意見もある様です。
果たしてそれは過保護なのでしょうか?
各家庭の方針や、ご主人の仕事の都合が合えば、両親揃って参加されることは何も問題はないですし、むしろ両親そろって出席することの、何がいけないのか聞きたいくらい…
特に小学校については6年間通うわけです。
その始まりを、子供たちの成長を、両親揃って見守ることは決して過保護ではありません。
出席したい気持ちがあり、またそれが可能であるのなら、我が子が新しくスタートするその時を、ぜひ見届けてあげてほしいと思います。
仕事を休むリスクがあるのはパパだけじゃない
お母さんの中には、働いている方も多くいることと思います。
そんな中、入学式は予め把握できる行事だとしても、
「父親は休めないけど、母親は休めるだろ」
というような当たり前ともとれる発言は、あまり聞きたくないですよね。
世間の声ならまだ我慢できても、夫からはなおさら聞きたくありません。
特に共働きの場合、仕事を休むリスクは夫も妻も変わりはありません。
たとえパートだからと言っても、いつでも休めるわけではないですし、休みづらい時だってあります。
まして正社員の場合はなおさらだと思います。
入学式は欠かせない行事の一つですし、ほとんどのご家庭はお母さんが出席されています。
もちろんお子さんの晴れ姿を見るために、どんなことをしても出席したいという気持ちですが、「あたり前」の様に見えても、仕事を休むことは母親にもリスクが伴う場合があるということも分かっていただきたいと思います。
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ポイントを抑えた有給休暇で家庭円満
仕事の都合でその日がどうしても休めない方もいますし、職場によっては有給休暇の取得が難しかったりします。
せっかくの有給休暇も取得日数を全て消化できる職場は少ないのではないでしょうか。
休めないわけではないですが、他の社員の方も取得していない環境だと、なかなか休み「づらい」こともあると思います。
なので、卒業・入学など、子供の行事がある日は、率先して休むように社員同士で進め合っている職場もあると聞きました。
また、あるご家庭では、
「子供の行事があるときは、仕事を休んで2人で参加する」
と夫婦で決めている方もいました。
日頃、忙しくて子育てを母親に任せきりでも、子供の行事には夫婦揃って参加することで、家庭円満を保てているのかも知れません。
このように、各家庭でいろんな方針があるかと思いますが、ご夫婦が納得している結果なら円満ですね。
どうしても休めない時は…
入園・入学式に出席したくしても、仕事の都合でどうしても出席できないお父さんもいらっしゃいますよね。
こればかりは本当に仕方の無いことだと思います。
私の友人は、息子の入園式にどうしても夫婦そろって出席したかったそうです。
初めての子供が、初めて集団生活に飛び込む第一歩を夫婦で見届けたかったと。
ですが、ご主人の第一声は
「仕事なんだから休めるわけないだろ」
だったそうで、少し険悪なムードになってしまいした。
ご主人が仕事柄、責任もある立場で、ななかなか休みづらいことは友人も分かっていました。
それでも『成長した二人の子供の入学式を夫婦そろって見れたらいいな…』そんな母親としての気持ちをご主人に伝えてみたんですね。
「子供は女性が見るものだ」
「子供の行事はママが行くものだ」
という前提もいいですが、お2人のお子さんなんですもの。
押し付けるようなことがあっては、お互いに気持ち良くありませんね。
「行きたいけど仕事がどうしても休めないんだ。」
「入学式、行けないけど頼むね。」
せめてこのように言ってくれたら、友人も納得できたのではないでしょうか。
また奥さん側も、仕事だからと断られても、「行きたくても行けない」仕事の事情もありますで、あまり押し付けず、その状況を察してあげることで、円満に話が進むのかもしれませんね。
最後に…
子供の入学式出席を巡って、夫婦に起こるかもしれないすれ違いはできればない方がいいですよね。
妻側の気持ち、夫側の気持ちと、想いはさまざまですが、それぞれの家庭の事情もあるので、他の家庭と比べることなく、ご夫婦で話し合って、協力し合えることが何よりです。
また、どんな形でも、お子さんの新生活のスタートを、家族でお祝いしてあげることが、お子さんが一番喜ばれるのではないでしょうか。
「入学おめでとう」とその一言を、是非掛けてあげてくださいね^^
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