
先日、大学生と高校生の娘がいる友人と
「子育て、辛かったよね」
そんな話になりました。
「なんで子供が小さい時ってあんなに辛かったんだろうね。」
「『あれができて、これができない』なんて子供同士を比べたり」
「今の方がずっと気持ちが楽だよね。」
ほんとに…
あの頃は先が見えなくて辛かったなぁ
と、しみじみ。
子供が幼い頃、旦那さんや友人、母親などに甘えることができても、育児ストレスを話せても、結局救われることもなく、被害妄想に取りつかれていました。
思い通りにならない育児は「自分だけ」「うちの子だけ」そう思い込み、誰にも理解されない(気がする)、そんな孤立感に押し潰それそうでした。
今なら冷静に振り返ることができますが、当時はこの世界に子供たちと私のたった3人で生きているような、そんな気持ちになったのものです。
でも知っていましたか?
誰しも一度は思い悩んだことがあるということを。
あなたも私も同じ母親だということを。
そして、世界一幸せなお母さんだということを…
今、まさに育児に思い悩んでいるあなたも、
「世界一幸せなお母さん」
なんです。
他のママが輝いて見えることありませんか?
SNSに映るキラキラママを見て、『あんなママに育てられたら子供は幸せだろうな』なんて思ってしまう。
前向きなママを見て、ストレスだらけの自分と比べてしまう。
もし他の育児ママを見て、暗い気持ちになってしまうなら、そんな情報は知らない方がいいです。
もしも、幸せに見えるママを知って好影響を受けたり、あなたも幸せになれるなら、それは是非知って欲しい。
でも、知れば知るほど比べてしまったり、見るたびに落ち込んでしまうなら、知る必要なんてないんです。
目につかないように情報を遮断したっていい。
受け取らないという選択もありです。
私は育児に自信が持てない時期、
「子育てが楽しい」
そんなキラキラしているママが苦手でした。
自分はダメな母親だと突きつけられているようで、好きになれなかったのです。
妬んだこともあったし、僻むことだってありました。
「今」を変えたくて、育児本もたくさん読みました。
その時は参考にして頑張ろうと思っても、相手は意志のある子供。
本のようにうまくいかないことばかり。
自分を嫌いになりそうでした。
そんなとき私がしたことは…、「見ない」という選択でした。
LINEの「タイムライン」は、見たくない人の投稿は拒否しました。(笑)
相手には分かりませんからね。
自分を肯定できる、自分の都合の良い情報だけを見たっていいんです。
大切なのは、あなたが前向きになれることなんですから。
理想のママなんていらない
理想の子供を勝手に描いて。
理想のママになれず苦しんで。
理想とは違う現実に苛立ってしまう…
それでも私は、表面的には明るく育児を楽しんでいるママを振舞っていました。
なぜなら、「育児に悩んでいるママ」なんて思われたくなかったからです。
『その甲斐』あってか、
「育児してても、いつもニコニコしててさすがだね。」
そんな風に言われたこともありました。
ですが、この「育児を楽しんでると思われたい」という気持ちが、さらに自分を孤独にしていったように思います。
「楽しんでる」人を見て落ち込むのに、「楽しんでる」振りをする矛盾。
結局、「我が子を可愛いと感じ、育児を楽しんでる人」
そんな人になりたかったんですね。
これが私の理想だったんです。
ただ、私が育児中、たくさんのママに出会って感じたのは、
キラキラ幸せに見えるママも、
穏やかに子育てしているママも、
家族円満に見えるママも、
あなたには「そう見えない」だけで、何かしら育児に思い悩んだ日々があったということです。
どんな母親だって答えのない育児に、不安で心配で…一度は悩んだことがある、みんな同じ母親なのです。
あなたにも理想がありますか?
理想を抱くことは決してマイナスなことではありません。
でもね。無理して「誰か」のようにならなくたっていいんですよ。
あなたに抱きしめられて安心する子が目の前にいる。
そんなあなたはあなたのままで十分素敵なママなんです。
あなたがママで、この子は幸せ
もしあの頃の私のように、育児に行き詰まり鬱々とあなたがしていたら。
その気持ちが苦しくてここに辿り着いたなら。
あなたに伝えたいことがあります。
子育ては思い通りにいかないかも知れない
理想の子育てができないかも知れない
いい子に思えないかも知れない
それは自分のせいだと責めてしまうかもしれない。
でも…
あなたに育てられたからこんなにいい子になった
あなたが育ててきたから、
昨日出来なかったことが今日は出来るようになった…
あんなこともできる
こんなこともできる
とってもいい子に育ってる
あなたは、世界一幸せなお母さんなんです。
そんなあなたのもとに生まれて
あなたのお子さんは幸せです。
あなたがママで世界一幸せなんです。
そう伝えたいのです。
最後に
一男一女を育てながら、悩み、乗り越えた私の経験が、今、子育てを辛いと感じるママの気持ちを、少しでも楽にできるお手伝いができたら…
そんな思いからこの記事を書きました。
子供を愛せないとさえ思った私にも訪れたこの未来。
きっと、あなたにもこの未来がくる。
「『世界一幸せ…』そんなわけないじゃん」
そう思うかもしれない。
でも、いつかきっと…そう思える日が訪れてほしい。
だから今、あなたに伝えたいのです…
あなたも私も、世界一幸せなお母さんなんだということを。
そして、あなたに育てられている「この子」も世界一幸せだということを。
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