先日、5歳になる友人の子に久しぶりに会ったときのこと。
「うちの子もこんなに小さかったときあったっけ??」
めっちゃ可愛いじゃーん( >∀<)
「私、こんなに小さい子に怒鳴りつけていたの???」
撃沈。。。
5歳って。
5歳って…
まだまだ赤ちゃんに毛が生えたような…
こんなにこんなにちっちゃくて、可愛くて、わけわからない頃だったなんて…
きっと我が子ならもっと可愛かった…はず…
一男一女に恵まれたのに…
私ときたら…特に息子には、可愛さを実感できず、かなりスパルタだったな…
今更ながら、我が育児を振り返っても、疲れとイライラしか思い出せない自分に、反省したのでした。
怒ってばかりだった子育て
ギャーギャー母さんに育てたれた息子はというと…
なんかよく分からないんですけど、ちょっとおバカなポジティブボーイに成長しました。
人が見れば残念な子かも知れません(^^;
ですが、今ではすっかり落ち着き、一家の長は父、息子はその二長(笑)として、なかなかな頼りになる存在であります。
お勉強はいまいちですが、素直で、優しい息子です。
こんな風に思える日がくるとは、あの頃は想いもよりませんでした。
男子たるもの、生態がサッパリ掴めず、成長と共にかなり翻弄されましたが、どんなに
「明日からは怒らないでいよう」
そう決めても、次の日には、
「もー!!大嫌い!!!」
なんて息子に叫んでいたこともありました。
最低な母親でした。
どんなに後悔しても、いつだって振り出し。
私ってこんなに人に怒りを出すことができるんだ…
皮肉にも、我が子を授かってから知るなんて…
もう情けないやら、息子に申し訳ないやらで日々頭はいっぱいでした。
ただ、そればかりでもなく、私は息子が気になって目が離せなかったのも事実。
好奇心満載の息子が心配で心配で仕方がなかった。
やることなすことに口出しをしては、「過干渉・過保護」なのかもと悩み、育児本を買いあさった日々。
見れば見るほど本に及ばない自分の子育てに、「母親失格なんだ」と突きつけられ、息子に対する罪悪感から、どん底に落とされたこともありました。
もうどうしたらいいのかさえ分からない中、頭に円形ハゲを見つけた時は、脱力し、泣けたものです。
それでも、
負の感情と、愛情との狭間に苦しみながらも、必死で向き合っていたように思います。
どんなに込み上げる怒りに苦しんでも、私にとって子供たちは、今まで感じたことのない愛情を感じさせてくれた存在。
その気持ちが、成長と共に増していきました。
こんな未熟な母親と、静かで威厳ある父親と共に育てた息子は13歳。
あどけない5歳の頃より、成長した今の息子に、愛しさを実感しています。
「このまま私の感情はどうなってしまうのだろう」
「この子はどうなってしまうのだろう」
その答えは今だに分かりませんが、少なくとも今日の私は、
こんなにいい子に恵まれて、母として幸せだなー。
とさえ思う、親バカなのです。
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一人目の子への想い
一人目の子には、育児に力が入ってしまうお母さんは多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
なんていうんでしょう。
二人目の娘はただただ愛しく、可愛く、「子供」として接することができるのに対し、
一人目である息子には、「我が子」というより「一緒に成長した同士」の様に感じることがあります。
まだ小さい頃から、子供扱いをすることがあまりありませんでした。
何をしても
「子供のことだから」
の一言で片づけることが出来なかったのです。
いつでも一人の人間として接してきました。
それは時に、息子にとっては厳しい母となりましたが、私はそういう育て方しかできなかったのです。
感情をむき出しで怒鳴ったこともありました。
それを見ていた母から「この子がおかしくなっちゃうよ!」と止められたこともありました。
あの頃は、
「こんなに怒ってばかりで、この子の将来はどうなっちゃうんだろう」
とまで思ったけれど、それも必死で向き合ってたからこその想いだったのだと今は思うのです。
都合のよい母親の戯言に聞こえるかもしれません。
でもいつの頃からか、これが私。
これがあんたのお母さん!!
みんな違うから、だからこそ、子供一人一人に個性が生まれるんじゃないかっ!
そうバッサリ開き直り、迷いなく我が子に接することができました。
そこからの母は全力です(笑)
それでも息子はへこたれず、
「嫌なものはイヤだし、出来ないことはできない!」
そう自分の意思をぶつけてきました。
息子と6年生まで一緒に入ったお風呂は、一日の出来事を聞く場所でもありました。
学校で落ち込んだことがあった日も、良いことがあった日も、慰めて欲しかった日も、友達と喧嘩しちゃった日も、テレビもない、雑音もない、静かな湯船につかりながら、2人で話をした日々。
叱ったこともあったし、味方になったこともあったし、笑ったこともあった。
あの日々はもう二度とこないけど、中学生になった今でもふとした時に、色んな話をしてくれる息子。
たくさん喧嘩もするし、反発もされるけど、息子はいつだって「お母さん大好き」全開です。(言わなくても分かる。笑)
今日のこの日もいつかは過去になる
我が息子は中学一年生になりました。
イライラいする日もあるんですけどね。
「もう怒らないでいよう」
「また怒っちゃった」
この繰り返しですが、今はもう後悔はありません。
親が子を想う愛は無限かもしれません。
でも私は思うのです。
子が親を想う愛はもっと無限だと。
子供の心はあたたかいです。
どんなお母さんでも愛しています。
どんなお母さんでも一番求めています。
子供が親を思う気持ちは寛大なのです。
「子供は我慢している」
そう指摘する人もいますが、私は子供たちのそんな気持ちに甘えたことがたくさんありました。
怒っても、怒られても、反抗されても、嫌がれても。
これがあなたのお母さん。
この先、幼少期の愛情の土台が、今から開花していくだろう思春期がやってきます。
反抗期も大なり小なり訪れるでしょう。
それでも我が子。
受け止めてなんぼだと思っています。
私の母がそうだったように。
私もどこまでもしつこく付き合っでいくに違いありません(笑)
5歳の子を見て「あの頃の我が子に会いたいー!!」と超絶思ったように、いつか13歳の少年を見て今日のこの日を後悔しないように。
今日も嫌がれるまで頭なでなでして、思いっきり可愛がってやるぞ!!
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