救急車を呼んでみて感じたこと

先日、私は『救急車を呼ぶ』という経験をしました。
こう言っては不謹慎かもしれませんが、40年生きてきて初めての「119」でした。

それは職場で起こりました。

「救急車へ電話して!!」
緊迫した状況の中、そう指示されたとき、まさかの指示に私はかなり焦りました。

以前、救急車を呼んだことのある友人から、

救急車を呼ぶときにあまりの緊急事態で『119』なのか『110』なのか分からなくなってしまい、ようやく電話できたと思ったら自宅の『住所』が記憶から飛んでしまった

なんて話を聞いたことはありました。

焦ってしまう気持ちは想像できましたが、まさか自分にそんな大役がくるなんて思ってもみませんでしたので、その時はまるで他人事のように聞いていたのです。

『救急車を呼ぶ』という経験をし、感じたことをまとめてみました。

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初めての『119』に戸惑う

私は日中、パート事務員をしています。
職場の建物内には作業場がいくつかあり、各リーダーたちが社内専用ピッチを持っていますが、固定電話は事務所にしかありません。

あるとき内線電話がなり、

「2階作業場で、女性従業員が突然過呼吸で倒れてしまったので、事務所から救急車を呼んで欲しい」

と言われたのです。

もともと過呼吸持ちらしいのですが、この日は紙袋で対応しても呼吸は酷くなる一方だといいます。

「分かりました!」

そして私はすぐに「119」へ電話しました。

ですが、いざその事態に直面し、自分が救急車を呼ぶ立場となると、普段は絶対に覚えている番号なのに、「119」か「199」か迷うほどでした。

それでも落ち着いてどうにか「119」へ電話をしましたが、ダイヤル後すぐに

「火事ですか?救急ですか?」

の声が聞こえてくるまで、間違っていないと安心することができませんでした。

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冷静な『119』

119は焦っている私を落ち着かせるように、冷静に質問してきます。

ご住所は?
どうされましたか?
倒れてる方の意識はありますか?
どんな状態ですか?
年令は?
男性ですか女性ですか?
あなたのお名前は?

私は答えながらも、

「早くして」

「早く来て」

と心の中で焦ります。

それでも電話口の男性の方は一貫して落ち着いて、情報を収集していきます。

状況を説明している途中でも、発生場所や内容がわかった時点で、すでに消防隊員は救急車に乗って現場へ向かっているので、焦らないで説明することが一番大切です。

私は固定電話から電話したため、119もそれを把握したらしく、私の目の前に患者さんがいないことを確認すると、

この電話は固定電話からなので、一旦切り、患者さんのそばで携帯から電話いただき、状況を教えてください。

と言われました。
携帯電話からの緊急電話「110」「119」は市外局番は不要なんですね。

その時はそんなことは頭にもありませんでしが、必死で一つ一つ番号を押し、携帯から119へ電話することができました。

その後状況を説明するため、患者さんのそばにいた女性リーダーに携帯電話を託すと、私は会社入り口ドアを全開にし、その後道路先に出て救急車を誘導するために待機しました。

落ち着くこと大切さ

今思えば、この時の女性リーダーはとても冷静でした。

女性従業員が倒れてからも、

  • 近くにいた作業者を落ち着かせ
  • 協力してもらうために的確な指示
  • 倒れてからの様子をみて救急車の連絡を判断
  • 119からの患者への電話処置にも戸惑うことなく対応

そして、救急車の到着まで女性従業員に付き添って声を掛けていました。

作業所内では倒れた方へ出来る役割を各自分担し、また、搬送後も職務は乱れることなく再開したそうです。

このような事態だからこそ、リーダー自らが落ち着いて行動することが大切なのだと改めて痛感しました。

リーダーは職務に戻ると、従業員の協力に感謝していました。

その後無事に救急車も到着し、事なきを得て、一安心。

その日の私は予想外の大仕事にだいぶ気を張ったのか、帰宅後ドッと疲れが出て、なぜか膝の痛みに襲われましたが、何より運ばれた方が回復されて本当に良かったです。

119へ電話をすること自体、そう滅多にないことではありますが、今回の事を受け、こんなときこそ慌てずに、このときの女性リーダーのような対応ができる人でありたいなと思いました。

#7119を知っていますか?

今回は過呼吸で倒れてしまい、紙袋で対応しましたが、呼吸は酷くなる一方で女性リーダーは救急車を呼ぶ判断をしました。

ですが緊急事態とは言え、救急車を「呼んでいいのかな」とためらってしまう方も多いのではないでしょうか。

また利用者のほぼ半数が軽傷ということもあり、なるべく重症の方に救急車利用を…という動きがあります。

そんなとき利用して欲しいのが

「#7119」

【救急車を呼ぶべきか迷った時は「救急相談センター」へ】

・すぐに救急車を呼んだ方がいい症状かどうか、緊急性を判断してくれます。
必要であれば救急相談通信員が救急車の出動要請をしてくれます。

・緊急性が低い症状でも、病院への受診が必要かどうかのアドバイスをしてくれます。

・受診可能な病院を検索し案内してくれます。

ただし、#7110は全国にはまだ普及していないそうです。
対応しているエリアは下記のとおり。

#7119の対応県はこちら
北海道(札幌市のみ)
東京都(23区内・多摩地区のみ)
神奈川県(横浜市のみ)
大阪府(大阪市のみ)
奈良県
福岡県

残念ながら、私の住んでいる場所も非対応エリアでした。

現在もエリア拡大中とのことですが、もし利用できるようになれば、救急車を呼ぶかどうかの判断に迷った時はもちろんですが、各家庭が多い現代、周囲に相談できる人もいない中で、専門の方に病院受診のアドバイスや検索をしていただけることは、とても心強いのではないでしょうか。

ちなみに小児救急は#8110。こちらは携帯電話からでも全国対応しています。

最後に

なるべくは119に電話を掛ける機会が今後ないことを願いますが、万が一そんなことが起きた時は、この経験を忘れずに、落ち着いた対応を心がけたい、そう思います。

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