息子がまだ2才の頃、車で5分ほどの場所にある、子育て支援センターに行ったことがありました。
息子と2人で家にいる日は、
「どこかに連れて行ってあげたいな。」
そんな思いから、
「そういえば、子育て支援センターがあるから行ってみよっか」
くらいな、軽い気持ちで行ったのです。
当時の私の『子育て支援センター』のイメージは、
親子きりで来ている人にセンターからの声かけがあり、
子供たちに読み聞かせなどをしたり、
センター内で親同士・子供同士が顔見知りになれたり、
何かしらのサポートがあり、楽しめる場所だと思っていました。
ですが、初めて行った支援センターは、すでにグループ化していて、顔見知りになるどころか、息子も私も、誰からも声を掛けられることはなく、結局、行く前の楽しそうなイメージとは大きくズレを感じ、思わぬ孤独を味わうことになったのです。
私はそれ以来、支援センターが苦手になり、以後、その場所には一度も行くことはありませんでした。
もしかしたら、通い続けることで馴染める日がきたかもしれません。
ですが、私にとって、最初に抱いた印象から、無理して通うという選択はありませんでした。
支援センターが苦手なママは、
入園後、コミュニケーションがとれない子になってしまうんじゃないか?
と心配になりますよね。
私が子育て14年目にして感じたことは、子供の世界は子供の力で築いていくということです。
ちなみに、私のようにまったく馴染めない母をもった2人の子供たちは、今では多くの友達に囲まれています^^
支援センターや児童館に行かなくても、子供はちゃーんと成長します。
今回は、苦手だった私の体験談もお伝えしながら、
「支援センターに行かなきゃ。」
「私が行けないと子供が遊べなくて可哀想」
そんな風に自分を責めて無理してしまうママに向けて、この記事をおくります。
子育て支援センター、苦手なママはあなただけじゃないよ!
目次
子育て支援センターとは
子育て中のママの孤立を防ぐために、地域とのつながりを深め、主に乳幼児とその保護者が、他の親子と交流したり、育児についての相談をしたり、情報を交換し合うなど、さまざまな子育てのサポートを受けることができる場所と言われています。
0歳児から就学前の親子向けが多く、ハイハイの子や、歩き出した1歳すぎ~幼稚園前3歳位のお子さんが多く、『育児で孤立しがちな母親の仲間作りの場』でもあります。
良いところ・苦手なところ
行って良かったママの理由
子育て支援センターといっても様々で、暖かい雰囲気の場所や、サポートが充実している場所もありますし、イベントを通じて親子同士コミュニケーションを図ることに力を入れている支援センターも多くあります。
親子で利用することで
- 子供が楽しめた
- 子育ての悩みを解決できた
- ママ友が出きた
- 新鮮な遊びができる
- 誰かと話すことでストレスが解消された
など、「利用して良かった」「これからも利用したい」というママもたくさんいます。
苦手だと思うママの理由
その反面、子育て支援センターや児童センターに苦手意識があるママさんも意外と多いんですね。
- グループ化していて話しかけづらい
- 親子きりで行くと孤立しやすい
- 気を遣う
- 行く度会うメンバーが違い緊張する
特に『グループ』でまとまっていると、圧倒されてしまうママが多いんですね。
グループ化していた支援センター
母子が集まる場所の、あの独特な緊張感が嫌なのです。
あと、ママさんグループの集会が恐いんです。外様を受け付けないあの雰囲気が……。
ママさん同士の会話も、面白いとも思えないし、どこまでプライベートな話をして良いのかも微妙ですし。でも、子供同士の交流をさせる為にも、行かねばならないのかなぁ。
周りのお母さんたちは、頻繁に来ている方が多いようでだいたいが顔見知りのようでした。
私は自分の体調が思わしくなかったり、子供が歩くようになり活発になったので主に公園で遊ばせていたので、久しぶりに行ったから孤立感を感じてしまいました。
支援センターは本来子育てがつらかったり誰かに相談したいお母さんが積極的に利用すべき施設なのに、逆にそういうお母さんがいづらい雰囲気があり、一度行って挫折し淘汰されてしまう感じがします。
引用元:発言小町
苦手な意見にも多くあるように、グループ化していて居づらいというママさんの声もよく聞きます。
また、子育て支援は、子供はもちろんですが、『育児で孤立しがちな母親の仲間作りの場』とされているように、お母さんへのサポートも重要だと私は思っています。
馴染めなくてもあなたは頑張っている
「子供の遊び場であって、親の集まるところではない」
という意見もありますが、周りがグループ化している中、自分たちがポツンと親子きりだったら、心がザワザワしてしまうことだってありますよね。
もしかしたら、親子2人で遊んでいると、周囲に話かけづらい雰囲気を与えているかも知れません。
ですから声掛けは難しくても、「こんにちは」そんな挨拶は大切ですよね。
お子さんのことを考えて、親子2人きりで行くだけでも勇気がいる中、グループ化している人に挨拶するだけでもあなたは頑張っている、そう思います。
そんな中、『笑顔で挨拶』はできても、さすがにそのグループにズカズカと入ることはできなかったです。
それでも
「息子が楽しめれば良いんだ」
と自分に言い聞かせ、一時間くらいは息子と2人で遊んでいたと思います。
でもなんでしょう。
段々腹が立ってきました。笑
親同士も他の親子に興味を示すわけでもなく、ずっとグループ同士で話をしているばかり。
でもそれは仕方がありません。
私ももし逆の立場だったら、他の方には目がいかなかったかもしれません。
と…思いながらも、ただ遊びにきたつもりが、いつのまにか思わぬ孤独感が込み上げてきたのです。
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支援センターへ行かない5つの不安とは
特に最初のお子さんの場合、初めての子育てに不安なことも多く、
「苦手だ」
「馴染めない」
と孤独を感じてしまうママさんも少なくありません。
「行かなくてもいっか!」
自分のことならそう思えても、子供のことを想うと簡単には割り切れず、「自分のせいで…」と何かしら不安になってしまうこともありますよね。
では、一つ一つ書き出して、考えてみましょうか。
- 入園後、子供に友達が出来ない?
(いずれ子供が勝手にそれなりに作ってきます。笑) - コミュニケーション力が育たない?
(自然と身についていきます♪)
- ママ友が出来ず地域の情報交換が出来ない?
(広報などを利用したり、近所の方に聞くことで解決することも多いです)
- 馴染めないママは私だけ?
(10年前の私も!です^^) - 行かないと、子供の成長に悪影響?
いえいえ、まったくそんなことはありません!
いかがでしたか?
簡単ですが(^^;
少しは不安が払拭できたでしょうか?
実際、私はほとんど支援センターや児童館など行ったことはありませんが、
「だから子供が○○になった」
と感じたことは今日まで一度もありません^^
無理して行かなくても大丈夫
孤立を防ぐ支援センターに行って、「私たち親子は友達がいない…」そう落ち込んだり、孤独を感じてしまうなら、本末転倒ですよね。
そんな時は、一度お休みしてもいいと思います。
子供のためと思いながら、馴染めない場所に我慢して行き続ける必要はありません。
他にもお子さんと楽しめる場所は、きっと身近にたくさんありますよ♪
他にも遊べる場所はたくさんある!?
「子供をどこかに連れて行ってあげなきゃ!」
そんな義務感に苦しめられることってありますよね。
あれってなんでしょうね(^^;
他の親子は毎日楽しく過ごしているように見えますが、意外とみんな「毎日何しよう」「暇だな…」そう思っているんですよね(笑)
そんな中、私が育児をして感じたことは、子供が小さいうちは、
「ママが楽しむことを重視してもいいのではないか」
ということです。
時には「自分が楽しめる場所に子供について来てもらう」そんな日があってもいいんです。
お子さんの気持ちを一番に考えるのはもちろんですが、ママが楽しんでる姿や、笑っている姿を見ることも、きっと嬉しいのではないでしょうか^^
息子と2人で息が詰まりそうなときは、子供のいる・いないにかかわらず、自分が気の置ける友人と会ったり、自分の楽しみに付き合ってもらったことも。
お陰で良い発散になりましたし、息子もそれなりに楽しんで遊んでいました♪
子供は自分の力で友達を作るようになる
支援センターに行けないことから
幼稚園・保育園前に子供にお友達を作ってあげなきゃ…
ママ友を作らないと子供に友達ができないんじゃないか…
そう不安になる日もあったでしょう。
当時、私も心配でしたが、支援センターが苦手な母に育てられた息子も娘も
幼稚園でお友達はそれなりに出来ました。
子供の成長とともにママ付き合いも自然と広がりました。
最初は一人遊びになりがちで、焦りこそ感じるかも知れませんが、これは我が子だけでなく、多くのお子さんに見られること。
いずれ子供の世界は子供が築いていくんですね。
最後に
子育て支援センターで仲良しママさんや子供たちに出会えた人もたくさんいるでしょう。
もしかしたら今は苦手な支援センターも、いつの日かまたお世話になるかも知れませんし、別のセンターでは楽しめることもあるかも知れません。
ですが、私のように、苦手意識をもって疎遠になったママもいると思います。
当時、支援センターに行かないことで心配した、子供のコミュニケーション面も全く問題なかったです。
長い目で見ると、子供たちは幼稚園・保育園、小学校と、それなりの人間関係を築いていくのだと実感しています。
だからあなたももし馴染めないことで、お子さんに対する罪悪感や自己嫌悪を抱いてしまったとしても、ママとしての自信をなくさず、堂々としてほしいです。
苦手だっていい。
無理して行かなくても大丈夫。
子育て支援センターだけが子供の世界ではないのですから…
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