「子供は早寝・早起きするべきだ」
神話がありますよね。
昔から「寝る子は育つ」と言われ、私も母になってからというもの、いたるところで
子供の成長ホルモンは眠っている間に活発に分泌されるので、午後9時ごろには就寝させるように
そう言われてきました。
9時就寝ならまだしも未就学児のころは「午後8時までに就寝を」と促がされ、主人の帰宅が遅い中、子供2人の就寝支度を済ませるまでに、それはそれは慌ただしく一人動き回ったものです。
それでも8時に寝かせるのは至難の業でした。
遅寝が続くと、母親である私の努力が足りないような気がしてへこんだこともありました。
ですが先日「ホンマでっか」を見ていると、
『遅寝・遅起き 将来高収入になる』
そんな見出しが出て私はぶっ飛びました!
今まで「早寝がヨシ」と信じて、寝かすことを急かしてきた私はどうなるの???
いったいどんな根拠でそうなるのか、食い入るように見たのでした。
遅寝遅起きは出世する?
ホンマでっかの疲労・梶本先生によるとこうです。
スペインの大学が10代の学生1000人を対象に研究し、普段から遅寝遅起きの夜型と早寝早起きの朝方の学生を調査した結果、遅寝・遅起きだった子の方が考察力や判断力、分析力が高い傾向にある。
また、その後出世した人が多く、将来高収入の職業につきやすい
だから私は出世しないのか…
じゃなーい!!
今日まで散々早寝がいいと世間は言っていたのにー!!
何度も何度も「早く寝なさーい!!」そう叫んできたのにー!!!
もっと早く知りたかった…泣
そんな我が家の子供たちも、今では小学4年、6年共々10時就寝です。
ただ起きる時間は6-7時。
早いのか、遅いのか…
早起きは三文の徳は嘘?
子育てに絶対はないのは百も承知ですが、こうやって時代が変われば常識も変わっていくのですね。
遅く寝ようが、早く寝ようが、休日以外は私たちの起きる時間は決まっています。
そんな起きる時間に着目してみると、なんと早起きは体に悪影響があるという記事を目にしました。
⇒「早起き」すると寿命が縮む!オックスフォード大の研究で判明~心筋梗塞、脳卒中、糖尿病のリスク倍増/週刊現代
オックスフォード大学によると、早起きは体にも心にも悪影響で集中力も落ちるそうです。
しかも一般的な会社員にとっては当たり前とされている「9時5時」という就業時間が、実は人間の体内時計と全くかみ合っていないというのです。
さらにそれが原因となって、さまざまな病気を引き起こす恐れがあり、精神にも肉体にも悪影響を与えると、オックスフォード大学のケリー博士が発表したのです。
…ってケリー博士って誰!!!って思いながらも、きっと有名な大学の博士が言うことだから間違いがないのだろうな、、、
と、早起きが大の苦手で母親として自己嫌悪だった私にとってはまさに朗報でした。
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さらに、あの世界最大のIT企業グーグルは、社員が自由に出社時間と退社時間を決めることができる中、午前中のオフィスは人もまばらなのに対し、昼過ぎは社員たちがようやく姿を見せ始めるんだとか。
これを見て
「なまけものじゃーん」
と思ったそこのあなた!!いや、私!!
それこそがビジネスエリートへの道なんです!!
遅起きの効果はこんな風に表れているところを見ると、ホンマでっかの梶本先生の話もうなずけます。
いや、遅起きしているから昼過ぎ出社なのかは分かりませんが、なんらかのつながりはありそうですよね。
でも、だからといって…
結局世界でこんな研究発表がされても、学校の始業時間が変わるわけではありませんし、なんの改善もされないのですから、私たちは今まで通り生活していくしかありません。
一般庶民の私たちは国が定めた制度に従うしかないのですから無力なものです。
そもそも早起きが人間にとって好影響と発表した人はどちら様???泣
早寝より子供に大切なこと
でも一つ言えることは、早寝早起きに固執する必要はないということです。
例えば、我が家の子供たちは寝る間際にたくさん話をしてくれます。
今日一番で笑うこともあります。
寝る間際の子供は本音が出やすいと言うのは本当かも知れません。
そんな子供の話に耳を傾けてあげずに、寝かすことを急かして、子供とゆっくり話す時間もないとしたら、まさに本末転倒ですよね。
もう「早寝早起きだから○○だ」という決めつけは止めました。
そればかりが子供の人生を決めるわけではないですもんね。
遅寝でも早寝でも、寝かすことに必死になって、「早く寝なさい!」なんて叱っている方がよっぽど悪影響なのかもしれない…
そう今更ながら思うのでした。
最後に…
いつまでも寝ない子供を見ていると、ついつい苛立ってしまうこともありますが、
ママと一緒に眠りたい
本を読んで欲しい
こんなことあったよ…
そんなお子さんの気持ちに寄り添って、安心して眠れる環境を作ってあげるのが一番なのかも知れません。
こんな世界的データがあるんですもの。
遅寝でもドーンと構えてみてはいかがでしょうか^^
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